私が小さいころにはすでにあったから、ずいぶんと歴史のある店であろう。ウチの両親は街中華には入らないという稀有な人種だったから行った覚えはない。近年になり、老舗のおいしさという触れ込みを聞いて凸である。
場所は野猿街道と多摩モノレールが交わるあたりである。
昭和レトロな店内は結構混んでいることが多い。駐車場完備なので車で乗り付けて食べるのがいいと思う。
メニューの平均単価は800円前後だがサービスのランチは¥680とお値打ち価格である。
ランチのラーメンセット(チャーハン)を頼む。
ラーメンはスープ(醤油、味噌、塩)から選ぶし、麺(細麺と平打ち麺)からセレクトする。これは醤油+細麺である。
醤油と鶏ガラが丁寧に取られているスープはやさしいおいしさ。塩辛さや脂ではないおいしさがある。
トッピングは海苔、メンマ、チャーシュー、わかめ。チャーシューは味がぼーっとしているが昔風でやはり脂が少ない。
細麺は腰がありスープとの相性がいい。
この細麺、ちぢれであり腰がある。昔の懐かしの中華そば風の出来である。
因みにチャーハンはパラパラのご飯でよくできているが、少し物足りない。シンプルに勝負しているのであるがラーメンほど感動しなかった。不味いわけではなく、好みの問題であり、批判は当たらないだろう。むしろこのねだんでは良く健闘している、と思う。
定食はごはんがっつり、系なので腹がすいた近隣の学生にも受けがいいのだろうと思う。家族がとって食べていたきくらげの卵炒めは絶妙な味付けでごはんが進む。
ガソリン使っても行く価値は十分にあると思う。